「よく噛んで食べる」ということは、健康にとって様々な良い効果があります。
よく噛んで食べることにより、食べ物の消化を助けたり、病気の予防をしたり、様々な効果をもたらします。
「卑弥呼の歯がいーぜ!」(ヒミコノハガイーゼ)は、そんな噛む様々なメリットを表した標語です。
*ヒ:肥満防止 よく噛んで食べることで、食べ過ぎを防ぎ、肥満防止になります。
*ミ:味覚の発達 食べ物の形態や固さを感じることができ、味がよくわかるようになるなど味覚が発達します。
*コ:言葉の発達 口の周りにある筋肉をよく使うことで、あごの発達を助け、顔の表情が豊かになったり、言葉
の発音がきれいになったりします。
*ノ:脳の発達 噛むことで、脳に流れる血液の量が増えるので、子供は脳が発達し、大人は物忘れを予防する
ことができます。
*ハ:歯の病気予防よく噛むと唾液がたくさん出ます。唾液には食べ物のカスや細菌を洗い流す作用もあり、
むし歯や歯肉炎の予防にもつながります。
*ガ:ガンの予防 唾液に含まれるペルオキシターゼという酵素が、食品の発ガン性を抑えるのでガンの予防に
つながります。
*イー:胃腸快調 消化を助け、食べ過ぎを防ぎます。また胃腸の働きを活発にします。
*ゼ:全力投球 体が活発になり、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
よく噛んで食べるための工夫
1.急いで食べない ゆっくりと味わって食べましょう。食べ物によって噛みごたえはそれぞれ違います。
噛みごたえのある食べ物は、ひと口30回を目安にしてよく噛んで食べるようにしましょう。
2.飲み物で流しこまない
食べ物が口の中にある時は、飲み物をなるべく摂らないようにしましょう。
飲み物で流し込んでしまうと、食べたものが細かくならないうちに胃に送られてしまう
ので消化によくありません。
よく噛むと、食べ物が細かくなり、自然に飲みこめるようになります。
これから、ご飯を食べるときは「卑弥呼の歯がいーぜ!」を思い出しよく噛んで食べてください。