歯科でよく使われるのはこちらの2種類です
①消炎鎮痛薬
歯科では最もよく利用されている医薬品の一つで、いわゆる「痛み止め」です。ロキソニンを始め多くの痛み止めが使われています。この消炎鎮痛薬は痛みを弱くする作用がありますが、飲めば全く無痛になるということではありません。症状に合わせて頓服(必要な時にだけ飲む方法)で飲むことが多いのですが、もう少し効き目が欲しいために、ついつい飲みすぎる傾向があります。量を飲みすぎると副作用が増加してくる薬剤です。歯科医師、薬剤師の指示をしっかりと守って飲み、むやみに多く飲まないことが大切です。
② 化膿止めの薬(抗菌薬・抗真菌薬・抗ウィルス薬)
化膿止めの薬はいわゆる抗生物質で、感染した細菌、真菌(カビ菌)、ウィルスに対してそれぞれを発育させないようにし、感染症を治癒させます。細菌に対して効果を発揮する薬剤を抗菌薬、真菌(カビ)に対して効果を発揮する薬剤を抗真菌薬、ウィルスに対して効果を発揮する薬剤を抗ウィルス薬と言います。
歯科では、抗菌薬は親知らずが腫れる、歯肉が腫れた時及び抜歯時に処方されることが多いです。抗菌薬の中途半端な飲み方は耐性菌を作りやすくするとも言われていますので、飲み忘れしないように最後までしっかりと飲むことが大切です。