歯の豆知識第132回「初期虫歯を治すには?」 | 歯の豆知識 | 岡山市のくれいし歯科クリニック
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歯の豆知識第132回「初期虫歯を治すには?」


初期むし歯を治すには?

1フッ素を歯に供給する

  • フッ素には歯の再石灰化を促すはたらきがあり、初期むし歯であれば唾液とフッ素の作用によって、自然治癒が見込まれます。食後にはフッ素配合歯みがきでしっかり歯みがきをしましょう。

 

2間食に注意する

  • むし歯の原因は「砂糖」と思われがちですが、プラーク中の細菌が酸を産生するときの原料は「発光性炭水化物」です。つまり砂糖を含まないパンや白米も最近のえさになります。

1日3食の食事以外の間食—飴やジュース、缶コーヒー、菓子パンなどの飲食回数が多いほど、むし歯のリスクは上がります。

3ガムで唾液を出す

  • ガムを噛むことで唾液がたくさん分泌され、再石灰化が促進されます。

糖を含まない、キシリトールやCPP-ACPの配合されたガムがおすすめです。

CPP-ACPは歯にカルシウムも供給してくれるので、唾液分泌の少ないかたにはとくに効果的です。

4そしてやっぱり定期健診

  • 毎日歯みがきやフロスをしていても、残念ながら、100%完璧にプラークを落とすことは不可能です。歯医者さんに定期検診に通うことで、磨けていない部分への歯ブラシの当て方や、自分のみがき方の癖を教えてもらったり、高濃度のフッ素を塗布してもらえます。
  • 歯と歯が接している部分のむし歯は、触診だけではわからないことが多いです。リスクが高い部位は、定期的にレントゲン撮影を確認してもらうことが大切です。

むし歯を初期の段階で発見できる可能性も高まります。

 

 


2024年8月01日|